撮れるものしか撮らない - 単焦点35mm旅行のススメ

@fukuhomu です。旅行の写真撮影はその人の趣味と趣向が色濃く反映されるものだと思いますが、自分にもちょっとしたこだわりがあってそんなことを書いてみようと思います。

単焦点35mm旅行のススメ 〜 35mmの単焦点だけを持って行く旅行です。

旅行におけるカメラの役割

カメラには大きく分けて2つの役割があると思っていて。

1つは目で見たものそのものを画像として残すこと。もう1つは、目で見たもの以上の光景を画像として作ること。

「目で見たもの以上の光景」を作品として作り出す技術がないのもあるけれど、私は目で見たものそのものを残していこうと思っていて、そのポリシーを体現するのが単焦点35mm旅行のススメです。

人間の視野に近いらしい35mm

カメラの詳しいことは話せないので、説明が難しいのですが、35mmの視野角は人間の視野に近いと言われている。そうです。

「目で見たものを切り取る」という思いにぴったりのレンズです。

撮れるものしか撮らない

そして旅行における写真の割り切り。

撮れるものしか撮らない。

単焦点レンズはご存知の通りズームが出来ないレンズなので、遠いものを大きく撮るのは基本的に困難です。周りのいらないものをズームで排除することもできません。

どんないいことがあるかって?

写真を撮る時間が大幅に短くなります(笑)。だって、撮れるものしか撮らなくなるから。撮らないというより「撮れない」というのが正しいのかも。

でも「目で見たものを切り取る」っていうポリシーからしたら、正しすぎる行為です。人間の目にズームレンズは付いていませんからね。

どうしてもズームしたくなったら、iPhoneで代替すればOK。帰宅後にパソコンでトリミングも厭わない。

あと、言い忘れましたが交換レンズが不要になるので荷物が減ります。

どんな写真が撮れる?

それでも旅行に単焦点35mm一本で行くのは勇気がいる? いりますよね? でも慣れたらこっちのもんです。

撮れるものしか撮らない。人間の目で見えるものしか撮らない。全ては割り切りです。

でもちょっとだけどんな感じの視野角になるかは実画像を用いて紹介しますね。

▼景色は割といい感じに撮れる

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▼建造物は道路挟んだら入るくらい。明るい単焦点は夜景に強いのも魅力。

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▼食事のアップ写真もオーケー

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▼天井を撮るときは狭いから一部しか撮れない

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▼手持ちの何か+背景には最強

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 ▼ズーム不可。しかしあえて人を入れて撮るのが流儀。

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こんな感じです。

いくら単焦点レンズ1本で行っても、他の荷物が多くて結局大荷物の旅行になるんですけどね…(苦笑)。